中村奨成(しょうせい・広陵高校)はなぜ本塁打を甲子園で量産できるのか?

    夏の甲子園2017(第99回高校野球選手権大会)で驚くべきホームラン記録が達成されました。

    広陵高校(広島県)の中村奨成捕手が大会6号本塁打を記録したんです。

    これは、元西武・巨人の清原和博さんがPL学園高校(大阪)時代に打った1大会5本の大会記録を32年ぶりに更新するものでした。

    「あんな選手はじめて。


    「いままでに見た打者で一番」
    これは、対戦したチームの選手が発した中村選手に対する感想です。

    すごいですよね。

    一躍、野球少年たちの憧れの存在になった中村奨成選手。

    特別な存在であることに変わりありませんが、他の誰も絶対に中村選手のようになれないんでしょうか?
    練習すれば中村選手のようになれるでしょうか?
    今回は、中村奨成選手がなぜ本塁打を甲子園で量産できたのかを検証します。

    もくじ

    1.中村奨成プロフィール

    名前中村奨成(なかむら しょうせい)
    生年月日1999年6月6日(25歳)
    出身地広島県廿日市市
    身長181cm
    体重76kg
    投打右投げ右打ち
    高校広陵高校(広島県)
    ポジション捕手

    中村奨成選手は広島県廿日市市(はつかいちし)の出身です。

    廿日市市は広島市のすぐ隣で、厳島神社で有名な宮島にも近いです。

    出身小学校は大野東小学校。

    中学校は大野東中学校です。

    ただし野球部には所属せず、大野シニアで硬式野球をしました。

    当時から4番でキャッチャーです。

    広島県ではそこそこ強いチームで、中学校最後の大会では県大会ベスト8まで進んでいます。

    広陵高校では1年生からベンチ入りし、新チーム発足後からは中心選手として活躍しました。

    高校通算本塁打数は甲子園準決勝戦の2本を入れて43本です。

    最近では早稲田実業高校の清宮幸太郎選手のように高校通算で100本以上打つ選手もいますが、中村選手の活躍を見ると、単純に数だけじゃないんだなあと感じますね。

    もちろん43本も凄いんですけどね(笑)

    2.中村奨成が甲子園で本塁打を量産できた理由

    中村奨成選手はどうして甲子園で本塁打をあんなにたくさん量産できたんでしょうか?
    凄い選手だから。

    それだけじゃないんです。

    努力の方向によっては、だれもが中村奨成選手のようになることができると考えられます。

    中村奨成が本塁打を量産できる理由

    ①フォーム

    中村奨成選手のバッティングフォームは理想的なフォームと言えます。

    タイミングのとり方は懐深く大きな構えでゆったりと待ち、球にピンポイントで合わせるのではなく、あるていどざっくりとしたミートゾーンを持っているんです。

    どのコース・高さに球が来ても、いつも一定に力強いスイングができるのはそのためです。

    日本のプロ野球で言ったら、元中日監督の落合博満さんに近いです。

    ②身体のバネ

    中村奨成選手が本塁打を量産できる理由の一つに、身体のバネが凄いということが言えます。

    これは言い換えると、筋肉を付けすぎていないということです。

    筋肉を付けすぎると力は強くなりますが、ボールにバットを当てるという動作がしにくくなります。

    いつも同じ球が同じコースに来るのであれば問題ありませんが、生きた球を打つには身体のしなり・柔軟性が必要です。

    また、本塁打を打つのにある程度の筋力は必要ですが、バットを力強く普通に振れるだけの筋力と、フルスイングしたときに身体がブレないだけの体重があれば十分です。

    筋力をつけるウエイトトレーニングよりも、関節の可動域を広げる柔軟体操(ストレッチ)に多くの時間をかけたほうが良いでしょう。

    ③集中力

    中村奨成選手が本塁打を量産できる理由は、集中力が高いことです。

    類まれな集中力によって、雑音を気にすることなくベストパフォーマンスを発揮することができました。

    これは、もしかしたら今後の野球人生において崩れることもあるかもしれません。

    練習環境にもよるでしょう。

    しかし、現時点において中村奨成選手は目先のことよりも今の瞬間だけに集中する能力が高いといえます。

    誰もが少し先に自分に起こる出来事を意識して生活しています。

    今現在この瞬間にどれだけ集中できるか、が鍵となってきますね。

    ④視野の広さ

    中村奨成選手が本塁打を量産できる理由は、視野の広さです。

    中村選手のポジションは捕手です。

    キャッチャーは扇の要と言って、野球の試合で唯一反対方向を向いてプレーします。

    このことで、全シーンを目で見ながら把握し、各選手の動きを同時に全部みているんです。

    捕手の選手が全員視野が広いとはいえないかもしれませんが、高校野球においては、捕手のポジションは打撃に関して有利になると言えます。

    これは高校生の身体と心の発育の面から考えても理にかなっています。

    ある程度の不可をかけてトレーニングすると効果がでますよね。

    主に目から多くの情報を入れながらのプレーは、脳が通常よりも過激に働きながら行うことになります。

    それを続けるのは通常時において、つまり打撃の時において、来た球を打つという動作を簡単にするんです。

    甲子園という現場において集中力がMAXになって、ボールがスローモーションに見えているかもしれませんね。

    ポジションが捕手以外の選手も、視野を広げるためのトレーニングをすると同じような効果が得られると言えます。

    たとえば、周辺視野を広げるトレーニングなどが良いでしょう。

    スマホアプリでもゲームの中で周辺視野を鍛えることが出来るものがあります。

    touch-the-numbers
    ▶ Touch The Numbers(iPhone)

    ▶ Touch The Numbers(Android)
    このアプリは、ただ単に遊びでやるのではなく、周辺視野を広げるという目的をもって遊ぶことが重要になります。

    おためしあれ。

    けっこう面白いので、ハマってしまう可能性あるんで注意です(笑)

    3.中村奨成選手のようになるには?

    中村奨成選手のようになるにはどうしたらよいでしょうか?
    それは、目的を持って、理想の選手になるためのスケジュールを立てると良いです。

    上述した「中村奨成選手が本塁打を量産できる理由」を意識しながら、毎日のトレーニングにかぎらず、「3年後になっている自分」を強烈にイメージしてください。

    根性論ではないですが、気持ちが重要です。

    同じトレーニングをしても、なりたい自分をイメージできているのといないのとでは明らかに結果が変わってきます。

    • 理想の自分像
    • 理想の自分になるための毎日のスケジュール

    これをぜひ紙に書いてください。

    エクセルに入力したものをプリントアウトしても良いです。

    とにかく、目につく場所に貼っておきましょう。

    クリアしたらチェックを入れていくと達成感も出て効果抜群です。

    ある程度の目標達成したら自分にご褒美を設定しても良いでしょう。

    楽しみながら、中村奨成選手のような凄い選手になってください(^^)


    以上、今回は中村奨成選手がなぜ本塁打を量産できるのかを検証し、中村選手のようになる方法を紹介しました。

    野球上達の参考になればと思います。

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    最後まで読んでいただきありがとうございました。

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