社会情勢が不安定な今、将来の年金もあてにならないと考えている方も多いですよね。
そんな中、堅実に少しずつでも手持ちのお金を増やすことができるツールとして投資信託が注目されています。
投資信託についてその方法やリスク等を調べてみました。
投資信託とは
投資信託とは、お金を専門家に預けて運用してもらう手法のことです。
運用というのは株を買ったり売ったりしてもらうことです。
信託というのは相手に所有権等を移転して目的のために運用してもらうことです。
例えば高齢の男性が娘婿に土地の所有権を移転し、売却してもらうといった感じです。
土地は相場が大きく変化しますので、一定の金額を提示してその額よりも高く売ってもらいたいという希望はほとんど叶えられることはありません。
同じようなことが投資信託にも言えます。
運用してもらった結果、自分の希望通りにお金が増えたという話はあまり聞きませんよね。
投資信託のやり方
冒頭で投資信託は専門家にお金を預けると書きました。
具体的には証券会社に運用を頼むということです。
株をやるっていうのとは違うの?
違います。
株をやるというのは個別株を買うということで、持ち株それぞれの動向を自分で管理する必要があります。
投資信託は完全にお任せにするんです。
買ったらほったらかしにして勝手に運用してもらって少し儲かれば良いという考え方なのです。
忙しい人や自分で株の動向を観たりして管理するのが嫌な人に向いていると言われています。
ですから、「やり方」といっても何もすることはありません。
「○○証券で投資信託商品を購入する」のみです。
投資信託はどのくらい儲かるのか?
これはどのくらい買うのかによりますので一概に言えませんが、少額の投資ではほんの少ししか儲からないとしか言いようがありません。
ではたくさん買えば儲かるのか?というと、そうとも言えません。
基本的には投資信託は忙しくて管理をしたくない人向けで、長期のものを買うのがセオリーだと言われています。
ところが市場では短期の物が多く忙しい人向けではなくなっている現状があるそうです。
実際にどのくらい儲かるのかは、投資した金額と利回りによります。
投資信託の利回りやリスクはどんなことが考えられるのか?
株式投資の利回りというのは最初にわかるものではないということは分かりますでしょうか?
株価は上がったり下がったりするものです。
住宅ローンの変動金利よりももっと短いスパンで上下します。
例えば100万円で買った株が10年後に130万円になったとすると10年間の利益が30万円ですから1年3万円となり利回りは3%となります。
しかし10年の間には何度も何度も値上がり値下がりを繰り返すわけです。
株式投資の利回りは株価の変動に一喜一憂するのではなく、長期のトータルで考えなければなりません。
総合利回りの計算は長期的視野で考えることを前提として、株価だけではなく購入時の手数料や利益にかかる税金、配当金等も考慮しなくてはなりません。
リスクにはどんなものがあるかというと、一番のリスクはズバリ株価の変動幅の大きさです。
大きく値下げになる場合もあれば値上げになる場合もありますよね。
上下含めてリスクと考えます。
他にも上がったり下がったりするリスクとしては為替変動のリスクやローン金利変動のリスクがあります。
さらに投資先企業の債務支払い不能リスクなどもあります。
基本的にはこういった様々なリスクを受け入れて投資しなくてはなりません。
様々な要素の上下変動の動向を自分で把握したい場合は投資信託ではなく個別株の購入をすべきですが、投資信託を購入する場合は色々な要素の変動リスク管理を全てお任せして、懐深く構えている強さが大事なようですね。
以上、
- 投資信託とは
- 投資信託のやり方
- どのくらい儲かるのか?
- 利回りやリスクについて
の内容でお送りしました。
この記事が参考になりましたら幸いです。