七五三の被布(男の子)を手作りするのに必要なものや値段は?

    七五三の被布(男の子)を手作りするのに必要なものや値段は?
    被布は着物の上に着る上着です。

    七五三男の子の被布
    七五三で被布を手作りしてみようと思う場合、
    一体何が必要なのか
    いくらかかるのか

    とうことねころを知りたいですよね。

    そこで今回は七五三の男の子の被布を手作りするのに必要なものと値段についてお送り致します。



    もくじ

    七五三の被布(男の子)を手作りするのに必要なものは?

    七五三の被布(男の子)を手作りするのに必要なものを見ていきましょう。

    被布の基本的なデザインは男女とも変わりません。

    生地の色や柄を男の子っぽいものにすると良いです。

    用意するものは以下のとおりです。

    • 裁縫セット
      ハサミ・糸・針等基本的なもの
    • 布(生地)
      ポリエステルちりめんや綸子など
    • 被布飾り
      裁縫屋さんや通販等で購入
      ヒモを編んで作ることもできますが、ちょっと大変そうですね。

      sitigosan-hifukazari-otokonoko

    七五三の被布を手作りするのに必要なものの値段は?

    値段を見ていきましょう。

    裁縫セット

    ご自宅にあるものでOKです。

    買う場合は通販で2000円〜5000円程度で買えると思います。

    布(生地)

    被布に使う布(生地)には絹・木綿・麻・毛・化繊の五種類があります。

    今回は3歳の男の子が七五三で着る被布なので汚れにくくて値段が安い化繊のポリエステルちりめんをピックアップしました。

    通販では10cm単位で売っていることが多く、ポリエステルちりめんは10cmあたり150円くらいからあります。

    柄物だとそれなりに値段が高くなりますので注意してくださいね。


    布は一着分の被布が作れるだけの量が必要ですよね。

    以下のリンクに3歳児の被布が裁断図を載せましたのでチェックしてみてください。

    3歳児の被布裁断図
    裁断図から、3歳時の被布を作るには4.06m必要だと分かります。

    通販では10cm単位の販売が多いことから、4.1m買うこととします。

    ポリエステルちりめん(無地)の10cm単価は150円程度なので、
    150×41=5740
    5740円となります。

    被布飾り

    被布飾りは衿元の飾りです。

    デザインや値段に幅がありますが、ネット通販の安いもので1000円程度からあります。

    ヒモを買ってきて編んで作ることも出来ますが、特別な思い入れが無い限り手間を考えたら通販で買う方がかなりお得かと思います。

    ↓男の子の被布飾りのデザイン
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    ↓女の子の被布飾りのデザイン
    sitigosann-hifukazari-onnnanoko


    七五三の被布(男の子)を手作りするのにかかる金額をまとめます。

    • 裁縫セット=約2500円
    • 布(生地)=約6000円
    • 被布飾り=約1500円
    • 合計=約10000円

    通販で被布セットを買うと最低でも15000円くらいしますから手作りしたほうがお得ですね。


    また、値段だけではなく作る過程も見せることができてお子さんも着るのが楽しみになると思います。

    一生に一度しか無い七五三を準備から楽しんでみてくださいね。

    七五三の被布を男の子に着せることについて

    七五三の男の子の服装といえば袴かスーツというイメージですよね。

    しかし3歳の男の子には被布を着せることもOKです。

    被布とは

    被布とは江戸時代後期に考案された着物の上着です。

    町人や俳人等のオシャレな男性が着流しの上に着ていたそうです。

    江戸時代のおしゃれな町人が着た被布
    着物の上着には羽織りがありますよね。

    羽織りと被布の違う点は以下のとおりです。

    • 羽織=屋外で着るための上着で室内では脱ぐのが礼儀
    • 被布=屋外でも室内でも来ていてOK

    いちいち脱がなくて良い被布は便利ですね。

    ただ現在の被布は主に子どもが着る袖なしの上着をいい、防寒着としての機能はあまり期待出来ません。

    本来は着物の汚れ防止の意味もありましたが現在では飾り(着物の一部)として着られている感じです。

    七五三で男の子が被布を着るケース

    七五三は男の子と女の子ではお祝いをする年が違うということはご存知でしょうか?
    ちょっとまとめてみます。

    男の子
    3歳=髪置きの儀(かみおきのぎ)
    5歳=袴儀(はかまぎ)
    7歳=お祝いしない
    女の子
    3歳=髪置きの儀(かみおきのぎ)
    5歳=お祝いしない
    7歳=帯解きの儀(おびときのぎ)
    男の子の7歳と女の子の5歳はお祝いしないんですね。

    ただ、地方によっては男の子の3歳をやらない場合や、男女とも3回やる場合などもあって厳密な決まりではないんです。

    では男の子が被布を着るケースはいつかと言うと、3歳の「髪置きの儀」の時です。

    5歳の「袴儀」の時は和服であればを着ます。

    3歳でも袴を着てもOKですが、満年齢では2歳(誕生日によっては1歳)の子が長時間袴を着崩れしないで着ているのは困難なので、お直しが簡単な被布にする方が多いです。


    以上、今回は七五三の男の子の被布を手作りするのに必要なものと値段等についてお送り致しました。

    七五三の写真の前撮りや親の服装に関しては詳しい生地がありますのでぜひチェックしてみてください。

    参考記事のリンク
    七五三の親の服装はワンピースとスーツ?写真の前撮りはいつ?
    七五三の準備って大変ですが早め早めに段取りして、当日は楽しくお祝いしたいですね。

    七五三についてのまとめ記事があります。

    この記事では七五三について書かれた16の記事を紹介していますので、七五三のあらゆることを完璧に知ることができます。

    ぜひチェックしてみてください。

    七五三の写真はいつ撮る?着物レンタルや親の服装は?七五三まとめ!
    最後まで読んでいただきありがとうございました。

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