手軽でスタイリッシュな健康法として人気のサイクリング。
自転車での通勤・通学やちょっとした遠出など、天気のいい日はリフレッシュにもなっていいですよね。
ちょっと本格的にサイクリングをしようかなという方、旅行を兼ねてサイクリングを楽しみたい方にオススメしたいのが、しまなみ海道でのサイクリングです。
そこで、しまなみ海道でのサイクリングプランについてまとめてみました。
今回はしまなみ海道でサイクリングする所要時間や宿泊・食事・観光情報についてお送り致します。
しまなみ海道とは?
しまなみ海道は、正式名称を「西瀬戸自動車道」といい、広島・尾道と四国愛媛・今治を結ぶ全長約70kmの四国中国連結道路で、広島県尾道市の尾道福山自動車道(国道2号松永道路)西瀬戸尾道ICを起点とし、向島・因島・生口島・大三島・伯方島・大島などを経て愛媛県今治市の今治ICに至るルートです。
「瀬戸内しまなみ海道」というのは、西瀬戸自動車道周辺地域振興協議会が公募で決定した愛称です。
瀬戸内海に浮かぶ島を、11本の橋を渡りながら移動していくこの海道は、サイクリングロードとして人気が高く、定期的にサイクリングイベントが行われています。
世界的にも有名な台湾の自転車メーカーGIANTが2012年に「日台交流 瀬戸内しまなみ海道サイクリング」を開催。
GIANT会長の劉金標氏も来日してサイクリングした様子をネットで紹介、しまなみ海道を絶賛したこともあって、国際的な注目も集まってきています。
2014年10月には国際サイクリング大会が開催され、今後は4年に1度開催する方針で関係機関と協議中だそうです。
しまなみ海道サイクリングの魅力は、橋から橋へ海を超える爽快感・立ち寄った途中の島々の自然や素朴な風景・距離の設定を変えられること・難易度が高くないことなどが挙げられるかと思います。
しまなみ海道のサイクリングコースと所要時間
今治市サイクリングターミナル「サンライズ糸山」から尾道港(駅前港湾駐車場)までの全行程は、およそ70kmあります。
この距離を一気に移動するとしたら、本気ライダーは約3時間、早い人で4~5時間、体力に自信のある人で5~6時間、初心者やゆっくり走って10時間程度必要だそうです。
島によっては高低差のある道も多少ありますが、基本的には初心者でも楽しめるコースです。
(ただし、各橋を渡る時は登らなくてはならないので、疲れたら押すなど無理のないように)
橋の入り口は、車用の出入り口(IC)とは別に、自転車用の出入り口があり、サイクリングコースもわかりやすく表示されています。
スタート地点の今治市サイクリングターミナル「サンライズ糸山」は、JR今治駅から
・バスの場合:せとうちバス(小浦・大浜)行きに乗り「展望台入口」で下車(約22分)
・タクシーの場合:約2,000円
となっています。
自転車で行って船で戻って来るというパターンも、尾道~因島→因島~今治と乗り継ぎをすれば可能で、自転車も持ち込むことができます。
時刻表等はこちらを参考に:尾道市港湾課のホームページ
しまなみ海道はレンタルサイクルも充実
しまなみ海道のサイクリングコース沿いには、15箇所のレンタルサイクルスポットがあります。
レンタルサイクルスポット詳細はこちら
特に起点の愛媛県今治市側の起点の今治市サイクリングターミナル「サンライズ糸山」(TEL 0898-41-3196)にはママチャリタイプからロードレーサータイプまで各種取り揃えてあるそうです。
レンタル料金は以下のようになっています。
普通の自転車:大人(中学生以上)1日500円 子供1日(小学生以下)300円
電動アシスト自転車:大人(中学生以上)4時間まで800円
二人乗りタンデム自転車(今治市サイクリングターミナル「サンライズ糸山」と尾道市瀬戸田サンセットビーチのみで借りられます。
足がつくなど条件があります):1日500円
上記料金に、保証料(自転車返却時に戻ってくる)1,000円かかります。
レンタルサイクルスポットによっては、無料の駐車場を併設しているところもあるので、自家用車で途中まで行って、半日サイクリングを楽しむなんていう楽しみ方もできます。
GWやお盆など混み合う時期には、レンタルサイクルの予約をしておくことがオススメです。
〈広島県側〉(一社)尾道観光協会 0848-37-9736
〈愛媛県側〉サイクリングターミナル「サンライズ糸山」 0898-41-3196
(予約の場合には自転車の種類は選べないとのことです)
しまなみ海道の宿泊・食事・観光情報
しまなみ海道の宿泊・食事・観光情報をまとめました。
しまなみ海道での宿泊情報
せっかくしまなみ海道まで行くのだから、何日かかけてゆっくりサイクリングを楽しみたいという場合に、宿泊施設の検索サイトがあります。
施設タイプと、宿泊する予定の島を選ぶと、条件にあうものを教えてくれるので大変便利です。
また、自分の自転車と一緒に泊まれる宿はこちらから選ぶことができます。
▶ 自転車を持ち込める宿(尾道市)
▶ 自転車を持ち込める宿(今治市・上島町)(公社)今治地方観光協会ホームページ
しまなみ海道のグルメ情報
・尾道ラーメン
瀬戸内海の小魚によるだし(いりこだし)を加えた濁らせない鶏がらスープに、タレはシンプルな醤油味ベース。
歯ごたえのある独特の食感の平打ち麺に薬味は青ネギ、具材としてチャーシュー、メンマ、仕上げに比較的大き目の豚の背脂ミンチをスープに浮かべるのが特徴です。
しまなみ海道沿いには、他にも、伯方の塩を使った「伯方の塩ラーメン」や地元の食材にこだわった塩味の「今治ラーメン」などのご当地ラーメンがあるそうです。
・尾道焼き(お好み焼き)
基本的には広島風のお好み焼きですが、砂肝と柔らかいイカ天が入っているのがポイントです。
・地魚料理
季節によって旬で新鮮なお魚料理が楽しめます。
・上島町レモンポーク丼
上島町の岩城島で生産された柑橘の搾りかすを食べて育っている豚、「レモンポーク」を使用した丼です。
やわらかく・ジューシーで甘みがあるそうです。
・今治焼鳥
今治地方の焼き鳥は串に刺さずに鉄板で焼きあげるスタイルで、カリカリに焼かれた鳥皮に甘辛いタレをからめて食べるそうです。
・今治焼豚玉子飯
中華料理店のまかない料理として生まれた料理で、今では今治市民のソウルフードになっているそうです。
このほかにも、それぞれの島の郷土料理を楽しみに、サイクリングでしっかりお腹をすかせたいですね。
しまなみ海道の観光情報
観光スポットも瀬戸内しまなみ海道振興協議会のHP・SHIMAPで検索できます。
博物館や美術館、ビュースポットにお土産屋さんまで検索できるので便利です。
スマホで移動しながら近くのスポットを検索できるのもいいですよね。
以上、
・しまなみ海道とは?
・しまなみ海道のサイクリングコースと所要時間
・しまなみ海道のレンタルサイクル情報
・しまなみ海道の宿泊・食事・観光情報
の内容でお送りしました。
サイクリングに観光にグルメに・・・朝から晩まで移動中もずっと楽しめるしまなみ海道サイクリング、是非計画してみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。