読書感想文の書き方!小学生低学年の例文やコツ!原稿用紙の使い方も

    読書感想文といえば夏休みの宿題の定番ですよね。

    私は読書感想文の宿題はどうしても最後まで残ってしまい、始業式の前日の夜仕上がるというのがお決まりでした。

    一体何を書いたら良いか分からなかったんです。

    そもそも、本を読むのも好きではありませんでした。

    そのようなお子さんがきっと多いだろうと思い、今回は小学生低学年の読書感想文の書き方や例文とコツ、原稿用紙の使い方を紹介します。

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    もくじ

    1.読書感想文(小学生低学年)の書き方!

    読書感想文の書き方を最初から見ていきましょう。

    ①読書感想文を書くためにどんな本を読もう

    読書感想文を書くにはまず本を読みます。

    小学生低学年のお子さんが読むのですから、お子さんが興味を持った本ならどんな本でも良いですよ。

    • 童話
    • 絵本
    • ノウハウ本(「自転車の乗り方」など)
    • うんと小さな頃に読み聞かせで読んだ本

    など。

    中には字を読むのが嫌いな子もいるかもしれません。

    そういう場合は写真や絵がたくさん入った図鑑がいいでしょう。

    くるまや動物、海のいきものなど、図鑑には子供のこころを惹きつけるものがありますよね。

    難しい本を読むのが好きな子は、難しい本を頑張って読むかもしれませんね。

    ②読書感想文2018(小学校低学年)推薦図書

    2018年の推薦図書を紹介しますね。

    (1)ルラルさんのだいくしごと


    ルラルさんのだいくしごと(いとうひろし]
    ルラルさんのえほんシリーズの8作目のおはなしです。

    今回はだいくさんの仕事ということで、屋根修理をしますが、おもわぬ自体に・・・
    ほのぼのしていてたのしく読めますよ。

    (2)きみ、なにがすき?


    きみ、なにがすき?(はせがわさとみ)
    自分以外の人が喜んでくれるかどうかを考えることが楽しく感じられるようになるきっかけとなる可能性のある本です。

    展開もよく考えられていて、次にどんなふうになるのか期待感をもたせてくれるので、最後まで飽きずに読み終えることが出来ます。

    何かしらお子さんの心に残るものがあるのではないでしょうか?

    (3)なずずこのっぺ?


    なずずこのっぺ?(カーソン・エリス)
    「なずずこのっぺ」は昆虫語です。

    不思議ですが昆虫語の会話がたいへん面白いと評判で、読書感想文でなくても買っておいて損はないかと。

    読まないとこの面白さは分からない、と思っている読者多数。

    (4)がっこうだってどきどきしてる


    がっこうだってどきどきしてる(アダム・レックス)
    学校へ上がったばかりのとき、学校へ行くのがちょっと怖いと感じたことがありました。

    この本では、そんな気持ちになったとき、実は学校自体もどきどきしてるというメルヘンな内容なんです。

    「がっこうだってどきどきしてる」を読むと学校が味方になってくれる気持ちになって安心できそうですよ。

    ③読書感想文を書く前に、感想を持とう!

    本を読みました。

    では読書感想文を、と言われても小学生低学年の子はいったい何を書けばいいか分からないはずです。

    そもそも「感想」という言葉が難しいと思います。

    「どう思った?」と聞くほうが子どもにとって分かりやすいですね。

    それでも最初は答えが出てこないことが多いので、読んだ本に応じて「かわいそうだった?」とか「面白かった?」と聞いて「うん」という返事を待ってあげるといいですよ。

    また子どもがイエスかノーも答えられない場合は、ヒントとして自分が思ったことを話してあげるのもいいと思います。

    そして改めてどう思ったかを聞くといいですよ。

    本を読んだ後の会話を親子で楽しめるようにしてみてくださいね。

    こういったやりとりを紙に書いておくと、実際に感想文を書くときに便利です。

    2.読書感想文(小学生低学年)の例文やコツは?

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    読書感想文を実際に書いていきましょう。

    小学生低学年の場合はとってもシンプルに書くことが大切です。

    小学生低学年の読書感想文の文字数は朝日新聞社主催の「青少年読書感想文コンクール」の規定を参考にすると、700字〜800字以内です。

    学校の宿題では原稿用紙の枚数だったり文字数だったり指定があるかもしれませんので、確認してみてくださいね。

    ①読書感想文の最初に書くこと

    小学生低学年の読書感想文は、まず「わたしは○○という本を読みました。

    という一文から始めると良いです。

    つぎに、「なぜこの本を読んだのか」を書きましょう。

    単純に、「お母さんが面白いよと言ったから」でも良いです。

    例文としては、

    「わたしは『大どろぼうホッツェンプロッツ』をよみました。

    お母さんが昔読んでとってもおもしろかったよといったからこの本にしました。

    となります。

    これだけで61文字です。

    ②読書感想文では面白いとおもったところを2箇所書く

    読書感想文の肝の部分です。

    小学生低学年の読書感想文では、小論文のような起承転結は求める必要はありません。

    単に面白いと感じたところを自分の言葉で書くことが大事です。

    ただ単に「面白かったです」ではなく、具体的に「○○が面白かったです」、と書くと良いです。

    本を読み終わった後の親子の会話の時にメモしたり、本にふせん等を貼っておくと書くときに思い出しやすくていいですよ。

    2箇所書けるといいですね。

    心に残った場面の主人公が言った言葉が面白かったということとか、犬が死んでしまった場面が悲しかったなどです。

    例文としては、

    (「おじさんのかさ」を読んで)女の子が「あめがふったらポンポロロン」とか「あめがふったらピッチャンチャン」と言ったところがおもしろかったです。

    となります。

    シンプルですよね。

    もちろん3箇所でもいいです。

    ③読書感想文の最後に書くこと

    締めの部分です。

    「わたしならこうするのになあ」と感じたことを書きます。

    熱中して読んだということの表現です。

    ここは「○○ちゃんならどうする?」と聞いてあげるのもいいですよ。

    例文としては、

    「わたしなら怖いから逃げちゃうのになあと思いました」

    となります。

    さらに、「この本を読んだから、これからはこうしようと思う」「そうすると、きっとこうなる」というふうに、これからの生活に本をいかす表現があると非常に良い読書感想文になります。

    例文としては、

    「『○○』を読んで、これからは嫌だなあと思っても頑張ってやってみようと思いました。

    そうすればきっと友達もよろこびます。

    となります。

    大切なのは、「こう書きなさい」と強制するのではなく、促すということです。

    それが今後自分の言葉で書くことに繋がるからです。

    3.読書感想文(小学生低学年)の原稿用紙の使い方

    小学生低学年の読書感想文では文字数が少ない作文用紙を使いますが、基本は上級生の使う原稿用紙と使い方は同じです。

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    • 1行目は2マス空けて題名(タイトル)を書きます。

    • 2行目には一番下に1マス空くように、名前を書きます。

      名前は苗字と下の名前の間にも1マスあけて書きます。

    • 3行目から内容を書きます。

      書き出しは1マス空けましょう。

    • 途中で段落が変わった時も1マス空けて次の段落を書き始めます。

    • 句読点はそれぞれ1マス使います。

    • 句読点は行の始めに書くことが出来ないルールなので、文の最後の文字が一番下に来てしまいマスがない場合は、一番下のマスに文字と一緒に書きましょう。

    • 会話を書く時はカギカッコ(「)を使います。

      カギカッコは1マス使って書きます。

    • 終わりの句点とカギカッコ(。

      」)は一つのマスに書きます。

    • 二重かぎかっこ(『)はカギカッコの中で会話を引用するときなどや、本や映画の題名などを表すときに使います。

    以上のような原稿用紙の基本的な使い方を覚えておきましょう。

    今後上級生になったときや中学、高校、大学に進学した際も同じ使い方です。

    4.読書感想文を書くために準備するもの

    読書感想文を書くために予め準備するものは以下のとおりです。

    原稿用紙

    こだま原稿用紙 1セット(500枚)
    縦14文字、横14文字(196字詰め)の作文用紙が良いと思います。

    間違えて消すときに破れたりしますが、10枚あれば足りると思います。

    文房具屋さんにもありますし、ネットでダウンロードすることもできますよ。

    鉛筆

    メゾピアノ文具セット3点
    シャープペンではなく、鉛筆を用意しましょう。

    鉛筆削りも忘れずに。

    消しゴム
    間違えた時に消すように、消しゴムは必須です。

    ふせん
    心に残ったページに貼ります。

    なにか書き込めるように、大きなものを選ぶといいですよ。

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    以上、今回は小学生低学年の読書感想文の書き方についてお送り致しました。

    どうしても夏休みが終わるギリギリになりがちなのが読書感想文です。

    しかし楽しい!と思えれば子どももやる気になりますから、できるだけ早い段階で取り掛かれるといいですね。

    いちばん大切なのは良い読書感想文を書くことではなく、読書感想文が書けた!という達成感を子どもが味わうことです。

    ぜひ親子共々楽しみながらトライしてみてください。

    ↓中学生版はこちらです。

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    最後まで読んでいただきありがとうございました。

    追伸、最近はこのようなツイートが話題になっていました。

    こちらも参考にしてみてくださいね。

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