冬至とは1年で一番昼の長さが短く、太陽高度が低い日ですよね。
今回はそんな冬至に食べるカボチャについて調べてみました。
冬至かぼちゃの食べ方
冬至かぼちゃって何かは後ほど解説しますが、まずは食べ方です。
一般的に冬至かぼちゃというと「いとこ煮」なんですよね。
地域によってよく食べられるところとあまり食べないところがあるようです。
因みに私は幼少時にはあまり馴染みがありませんでした。
ただ、大人になって初めて食べた時「こんなに相性の良い組み合わせはない!」と思うほど衝撃を覚えました。
かぼちゃと小豆のホクホクした食感と甘さが寒い時期にはぴったりですよね。
もうひとつ「かぼちゃしるこ」があります。
小豆をトッピングして心身ともに温まる素晴らしいマッチングです。
作り方をみていきましょう。
冬至カボチャのレシピ1:いとこ煮
安定の美味しさです。
(1)かぼちゃを適当な大きさに切る
(2)カツオ・昆布だしと煮込む
(3)かぼちゃが柔らかくなるまで放置
(4)一度水を捨ててから水をたっぷり入れる
(5)小豆缶詰を入れる
※生小豆を使う場合は事前に水に浸けたりして手間をかけます
(6)砂糖(おおさじ6)しょうゆ(大さじ5)を加え煮立ってきたら弱火に
(6)落し蓋をして放置
(7)味が染み込んだら完成
冬至カボチャのレシピ2:かぼちゃしるこ
絶品です。
ぜひ試してみてください。
(1)かぼちゃを(100g)適当な大きさに切ってビニール袋で電子レンジに2〜3分かける
(2)柔らかくなったかぼちゃを潰す
(3)水(80cc)を加えて火にかけて煮る
(4)砂糖(大さじ3)塩少々加える
(5)餅(ゆで餅または焼き餅)をお椀に入れる
(6)煮込んだかぼちゃ汁をお椀に注ぐ
(7)小豆缶詰の小豆をトッピングして完成
冬至かぼちゃの由来
冬至カボチャを当時の時期に食べる意味や由来をまとめました!
野菜不足の解消のため
冬至にかぼちゃが食べられるようになったのは江戸時代のことで、冬場の野菜不足を解消する目的があったようです。
江戸時代には野菜を冬に育てたり保存したりする技術がなかったため、貴重な冬のビタミン源としてかぼちゃが用いられたということです。
実際、かぼちゃにはビタミンAが豊富に含まれているため肌や粘膜を丈夫にする効果があることが知られています。
昔の人の知恵は科学的にも合理的だったんですね!
もうひとつの由来があります。
寒い時期に体を温める→運気上昇のため
中国では陰陽の考え方が普及していて、
陰の食べ物は体を冷やし、陽の食べ物は体を温めると言われています。
陰の食べ物にはきゅうりやピーマンなどがあり、かぼちゃやにんじんは陽に区分されているそうです。
冬にかぼちゃを食べることは体が温まるということから、「良いもの」→「運気が良くなる」と考えられ、皮が厚く保存がきくかぼちゃを冬至に食べるようになったという説があります。
また、冬の七種として知られている「ねぎ ごぼう きくな(春菊) こまつな ほうれんそう たまな(キャベツ) はくさい」とは別に、
「なんきん(かぼちゃ)きんかん かんてん にんじん れんこん ぎんなん うんどん(うどんのようなもの)」と「ん」がつく7種類の食べ物を食べると運気が上がると言われていてそれが起源になったという説もあります。
面白いですよね。
冬至かぼちゃあとがき
以上、今回は冬至かぼちゃの食べ方を紹介しました。
- 冬至かぼちゃの食べ方
- 冬至かぼちゃの由来
記事を書いていてあまりに美味しそうで、食べたくなりましたよ(^^)
これからの寒い時期、体の温まるかぼちゃを使った料理に挑戦してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。