七五三の被布(女の子)を手作りするのに必要なものや値段は?
七五三は子どもに着物をと考えている方、被布の手作りに挑戦してみませんか?
七五三の際、着物を着るのを嫌がるという話をよく聞きます。
しかし手作りの着物は素直に来てくれるという情報も。
娘さんは、お母さんが毎日一生懸命縫っている姿を見ていて、着物が完成するのを楽しみにするからだそうです。
レンタルの着物ではそうした過程がないですからむげに嫌がるのかもしれませんね。
今回は、七五三の被布を女の子に手作りするのに必要なものや値段を紹介します。
被布とは?
被布とは着物の上に着る上着です。
用途的には羽織りに近いですが、羽織りが室内では脱がなくてはならないのに対し、被布は室内でも着用して良いとされています。
江戸時代には主に町のオシャレな男性が好んで着たようですよ。
時代の変化とともに女性も着るようになり、だんだんと子どもが着る服になっていったんですって。
↑被布(大人の女性用)
被布についてより詳しい記事がありますのでぜひチェックしてみてください。
参考▶ 七五三の被布とは?3歳の男の子には必要?レンタルできる?
七五三では被布を男の子でも女の子でも着ることがありますが、今回は七五三の女の子の被布を手作りするのに必要な物や値段についてお送り致します。
七五三の被布(女の子)を手作りするのに必要なものは?
七五三の被布を作るのに必要なものは以下のとおりです。
- 裁縫道具(ソーイングセット)
縫い針、まち針、糸切りバサミ、メジャー、マーカー程度で十分です。 - 布(生地)
ポリエステルちりめん・綸子(りんず)等で、好きな柄を選びます。裁断図を参考にして必要な布の寸法を把握しましょう。
裁断図はこちら。
用紙はA3横で縮尺は1/12です。
▶ 被布(3歳児用)裁断図
※あくまで「裁断図」なので型紙としては使えません。布の寸法の目安としてください。
- 糸
生地となる布を選び、それに合った色の糸を使います。 - 被布飾り
和服を作るというとものすごいハードルが高いイメージですが、被布はシンプルな造りなので案外簡単です。
簡単ですがきちんとした寸法で作る必要がありますから実際に作る際には本を見ながら身長にやってくださいね。
七五三の被布に使用する布等の値段は?
七五三の被布の生地はポリエステルちりめんを使うと安くできます。
ポリエステルちりめんは柄物と無地とあり、無地のほうが安いです。
着物が柄物である場合、被布はシンプルに無地にしても可愛いですよ。
無地のポリエステルちりめんの値段は10cmあたり150円程度です。
被布に使う布の値段をインターネットで調べようとすると10cmあたりの単価は出てきますが被布1着分の値段がいくらになるかは出てきませんよね。
そこで今回は被布の裁断図を作成して布の量を出してみました。
前項の裁断図を参照してみてください。
裁断図から、3歳児用の被布を作るには4.1m程度必要だと分かりますよね。
ということで、150×41=6150円程度かかります。
綸子(りんず)のほうが更に安く、10cmあたり105円〜です。
綸子の場合は105×41=4264円程度かかります。
生地選びはできれば生地屋さんの実店舗に行って、実際に見て選んだほうがいいですね。
被布飾りはネット通販で1セット1000円〜2000円で売っていますので、好きなデザインの被布飾りを購入してください。
糸を多少買うとして、1万円程度で収まりそうですね。
まとめます。
- 被布の布(ポリエステルちりめん)
150円程度×41=6150円程度 - 被布飾り
2000円程度 - 手縫い糸
500円程度 - 合計8650円程度
※選ぶ布や糸等によって合計がより高くなりますので注意してくださいね。
以上、今回は七五三の女の子の被布を手作りするのに必要な物や値段についてお送り致しました。
愛情込めた手作りの被布を着る可愛い娘さんと、楽しい七五三を過ごしてくださいね。
今回被布の記事を書いて感じたことは、今後被布ブームが来て大人の男性・女性用ももしかしたら出てくるかもしれないということです。
江戸時代以来のリバイバルですね。
七五三についてのまとめ記事があります。
この記事では七五三について書かれた16の記事を紹介していますので、七五三のあらゆることを完璧に知ることができます。
ぜひチェックしてみてください。
▶ 七五三の写真はいつ撮る?着物レンタルや親の服装は?七五三まとめ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。