春と秋のお彼岸の時期はおはぎを食べますよね。
今回はおはぎの作り方やぼたもちとの違い等について調べてみました。
おはぎとぼたもちの違い
おはぎとぼたもちの違いって分かりますか?
実は同じものなんですって。
諸説あるようですが、簡単に言えば時期によって名前が違うだけのようです。
秋のお彼岸の時期に作るのは「おはぎ」で、春のお彼岸は「ぼたもち」と言うんだそうです。
ごっちゃになりそうな方は「お萩」は秋に似てると思えばもう大丈夫ですよね。
ちょっと細かい雑学ですが、なんと夏と冬にも名前があるようです。
春=「牡丹餅」(ぼたもち)
餡この様子を春の花牡丹に見立てたことに由来
夏=「夜船」(よふね)
搗く(つく)音がしないため何時ついたのか分からないという言葉遊びから
秋=「御萩」(おはぎ)
餡この様子を秋の花萩に見立てたことに由来
冬=「北窓」(きたまど)
何時ついたか分からない→月知らず→北側の窓という言葉遊びから
おはぎ・ぼたもちの由来
日本では古来から小豆に邪気を祓うという効果があると信じられていたそうで、神棚や仏壇にお供えするものだったらしいです。
そこで、小豆の餡で包んだ餅を邪気を祓う食べ物としてお彼岸や四十九日の忌明けに食べるようになったと言われています。
江戸時代以前は砂糖がなかったので、もち米と小豆を一緒に炊くだけの食べ物だったようです。
明治以降に砂糖が一般に普及してからはアレンジされてだんだん甘い物になっていったらしいですよ。
きな粉のおはぎの由来は?
きな粉のおはぎってありますよね。
アレはどんな由来があるのかというと、1271年に日蓮宗の日蓮が死刑にさせられることになったそうです。
その際、最後にぼたもちをお供えしようと考えた尼さんが急いでぼたもちを作ろうとしましたが、小豆餡を作っている時間がなかったのできな粉と胡麻をまぶして日蓮にあげたのだそうです。
日蓮はどういうわけか死刑を逃れて佐渡に流されたのだそうです。
このことから日蓮宗では、きな粉のおはぎ(ぼたもち)のことを「御難の餅」「難除けぼたもち」「首つなぎぼたもち」などと呼ぶそうですよ。
おはぎ・ぼたもちの作り方・レシピ
実際におはぎ・ぼたもちを作ってみたい場合、こちらのレシピを使ってみてください。
とっても簡単でおいしいおはぎが出来ますよ(^^)
材料
もち米 | 2合 |
白米 | 1/2合 |
水 | 白ご飯を炊く量(2.5合) |
小豆 | 250g |
砂糖 | 230g |
塩 | 少々 |
きな粉 | 適量 |
砂糖 | 適量 |
塩 | 少々 |
作り方手順
(1) | もち米と白米を洗って、分量通りの水を加えて30分放置してから炊飯器で炊きます。 |
(2) | 鍋に小豆を入れ水に浸し火にかけ、沸騰したらお湯を捨てます。 もう一度水を加え、沸騰したらお湯を捨てます。 |
(3) | 小豆の5倍程度の水を入れ、沸騰したら弱火にして小豆が柔らかくなるまで茹でます。 |
(4) | お湯を捨て、砂糖を3回に分けて入れ混ぜます。 全体がぼたっとなるまで煮て、塩で味を整えます。 |
(5) | 炊きあがったお米を熱いうちにすりこぎで潰します。 |
(6) | お餅を丸め、適量の餡で包みます。 |
(7) | きな粉用に丸めたお餅にきな粉をまぶします。 お餅の中に餡を入れたものにまぶしても美味しいですよ。 |
以上、
- おはぎとぼたもちの違い
- おはぎ・ぼたもちの由来
- おはぎの作り方・レシピ
という内容でお送り致しました。
美味しいおはぎ・ぼたもちを季節に応じて作ってみてください。