ボジョレーヌーボー2017の解禁日はいつ?消費期限はあるの?
毎年秋になると一度は耳にする「ボジョレー・ヌーボー」の言葉。
酒屋さんやスーパーなどでも、華やかなラベルの貼られたワインボトルを見かけますよね。
フランスでは、ボジョレー・ヌーボーの解禁日(発売日)に合わせて、いろんなボトルを持ち寄って試飲を楽しむパーティーを開いたりします。
あらかじめ日にちが決まっていれば、日本でもボジョレーパーティー楽しめますよね!
というわけで今回は、2017年のボジョレー・ヌーボーの解禁日と、ボジョレー・ヌーボーの消費期限についてまとめてみました!
ボジョレーヌーボー2017年の解禁日はいつ?
ボジョレー・ヌーボーの解禁日はフランスの法律で決められていて、1985年以降は毎年11月の第3木曜日とされています。
これは、11月11日が第一次世界大戦終結記念日で祝日なのでこの日から少し間を開けることと、解禁日が週末にかからないようにとの配慮から決められました。
毎年11月の第3木曜日というと、日付的には11月15日〜21日の間の木曜日ということになります。
そして今年2017年、11月の第3木曜日は・・・、11月16日(木)です!
ボジョレー・ヌーボーの解禁(発売開始)の日はフランスの法律で定められていますが、フランス以外の国ではその国の時間で午前0時になると発売して良いことになっています。
日本は本場フランスよりも冬時間は8時間進んでいるため、日本でボジョレー・ヌーボーの発売が開始される時間にはフランスはまだ水曜日の夕方16時です。
フランスのワインなのに、フランスの人たちよりも早く味わうことができるなんて、不思議な感じがしますよね。
輸出されるボジョレー・ヌーボーの箱には、「○月○日の午前0時までは流通・消費厳禁」という注意書きが貼ってあるそうですが、実際にはフランスの法律で決められていることなので、日本でこの日より早く飲んでしまったとしても罰せられることはないそうです。
ボジョレー・ヌーボーの解禁日については、別の記事に詳しく書いていますのでよかったら読んでみてくださいね!
[kanren postid=”3223,3219,3215,3217,3213,3221,12174,3226[colwrap]
ボジョレーヌーボーに消費期限はあるの?
スーパーなどで売られているカラフルなパッケージに惹かれて買ったボジョレー・ヌーボー。
いつ飲もうかな〜なんて楽しみにしている間に時間が経って忘れてしまって・・・、気がつけば去年のボジョレー・ヌーボーだけどまだ飲めるのかな?
・・・なんてことありますよね。
かくいうわたしも、買ってすぐに飲んでしまうのはなんだかもったいないようで、ついつい時間が経ってしまうタイプです(笑)。
ということで、ボジョレー・ヌーボーの消費期限について調べてみました。
ボジョレー・ヌーボーの消費期限は半年が最大!
ボジョレー・ヌーボーというと赤ワイン。
赤ワインというと「ちょっと寝かせて熟成させた法が美味しい」というイメージがありますよね。
実際、普通の赤ワインで買った前年の年号が付いているものなどは、まだ酸味が残っていたりしてあまり美味しくない場合もあります。
では、ボジョレー・ヌーボーも少し時間が経ったほうが美味しくなるのか・・・といったら、答えはNOです。
そもそも、ボジョレー・ヌーボーに使われているブドウは、ワイン造りに使われるブドウの中でも特にボジョレー地方で栽培されている「ガメイ種」というもので、この品種のみ「短時間の醸造でワインとして飲むことができる」種類なのだそうです。
フランスでは、ワインの産地ごとにフランスの承認を得てワインの醸造を行っていますが、ボジョレー地方の「ボジョレー・ヌーボー」や、「ボジョレー・ビラージュ」など「ボジョレー」の名を冠するワインは、赤ワインなら「ガメイ種」・白ワインなら「シャルドネ種」のブドウを使わなくてはならないと定められています。
ボジョレーの赤ワインに使用される「ガメイ種」のブドウは、普通のワインのように熟成させて飲むこともできますが、ボジョレー・ヌーボーの場合はその年に収穫されたブドウを2ヶ月ほどでワインにするため、MC(マセラシオン・カルボニック)法と呼ばれる急速発酵技術を使って作られています。
マセラシオン・カルボニック)法というのは、まず収穫したブドウの10〜30パーセント量を発酵させ、その上に残りのブドウをなるべく傷がつかない状態で重ねるという方法です。
最初に発酵させたブドウが発する二酸化炭素を充満させた醸造タンクの中でブドウを4日間発酵させることで、タンニン(渋み)が少なくフルーティーで色も薄いワインに仕上がります。
この方法では、軽くフルーティーなワインを短時間で製造することができる代わり、一般的な赤ワインのように熟成させて飲むことができません。
このため、ボジョレー・ヌーボーの消費期限は最大で6ヶ月とされていますが、保存状態にもよるため、できるだけ年内には飲み終わるのが原則とされています。
ただ、「去年のボジョレー・ヌーボーがあったけどもう飲めないから捨てよう」というのはちょっと待ってください!
ボジョレー・ヌーボーは、そのワインとしての性質から「長く熟成することのできないワイン」とされてはいますが、醸造された年や醸造元によっても性質が大きく異なります。
実際、ボジョレー・ヌーボーの生産者のHPに寄せられた「ボジョレー・ヌーボーはどのくらいの期間飲むことができますか?」という質問に対して、生産者はこう答えています。
例えばうちでは、10年前のボジョレー・ヌーボーを先日開けましたが、素晴らしい味でした。
とはいっても、一般的にはボジョレー・ヌーボーは長くとも2年以内には飲むのが理想と言われています。
熟成を目的としたワインではないからです。
上記の例以外にも、フランス語で検索をしてみると同様の質問がちらほらあり、「2年前のボジョレーでも普通に飲めたよ!」といった回答もありました。
こういった例もありますので、半年以上経ってしまったボジョレー・ヌーボーでも一応開栓してみて、匂いが変だったり、色が濁っていたりしなければ飲める可能性もあります。
その場合は、必ず飲める状態かしっかり確認してから飲んでくださいね。
ボジョレー・ヌーボーの保存方法
原則として半年以上は保存ができないとされているボジョレー・ヌーボー。
できるだけ買ってすぐに飲むのが理想ですが、パーティーの日程が少し先になってしまうなどすぐに飲めないこともありますよね。
そこでなるべく味が落ちてしまわないための保存法をご紹介します。
未開封のボジョレー・ヌーボーの保存法
買ってそのままの状態のボジョレー・ヌーボーは、日の当たらない涼しい暗所に保管しましょう。
ワインの質を変えにくい温度は13度〜15度、湿度は70%〜80%と言われています。
ボジョレー・ヌーボーの発売時期は冬場なので、屋内で日が当たらず、エアコンのあまり効かない場所に保管するのがおすすめです。
屋内に床下収納がある場合は、そこに保管してもいいですね。
よく「ワインは横にして保管する」と聞きますが、これはワインがコルクに触れ、そこからわずかに呼吸することで良い熟成を促すためと言われています。
ボジョレー・ヌーボーの場合には長く寝かせて熟成をさせて飲むタイプのワインではありませんので、横にして保存しても味は変わらない(むしろ空気に触れないほうがよい)ので、立てた状態で保存しましょう。
開封してから飲み残してしまったボジョレー・ヌーボーの保存法
ボジョレー・ヌーボーに限らず、ワインは一旦開栓したらその日に飲みきってしまうことが理想的です。
しかし、それでも残ってしまうことがありますよね。
そういった場合には、できるだけ空気に触れないようにすることが大事です。
空気に触れることで、どんどんワインが酸化してしまうんですね。
ですので、ワインの酸化を防ぐために、ワインボトルの中の空気を抜くことのできるワインセーバーなどを利用するのがオススメです。
ワインセーバーの例
もし上のようなボトルの空気を抜く道具がない場合には、小さめのガラス容器に移し替え、なるべく空気が少ない状態にすると酸化を防ぐことができます(移し換える際にもなるべく空気に触れないように)。
いずれの場合も、冷蔵庫に保管し、2~3日のうちには飲み終わるようにしましょう!
以上、
- ボジョレーヌーボー2016年の解禁日はいつ?
- ボジョレーヌーボーに消費期限はあるの?
- ボジョレー・ヌーボーの保存方法は?
の内容でお送りしました。
ボジョレー・ヌーボーの正しい発音についての記事も書いていますので、よかったら読んでみてくだだいね!
▶ ボジョレー・ボージョレ・ボージョレー、発音はどれが正しい?
11月の第3木曜日、今年(2016年)は11月17日(木)に発売になるボジョレー・ヌーボー、楽しみですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。