お歳暮のお返しやお礼状のマナー!時期(いつまで)や金額の相場も
お歳暮を頂いた際にお返しやお礼状を送ることがありますよね。
マナーや金額の相場が分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はお歳暮を頂いてお返しやお礼状を送る際のマナーについて見ていきたいと思います。
また、時期(いつまでに出すべきか)や金額の相場に関しても触れています。
お歳暮のお返しのマナー
お歳暮のお返しは必ずしも必要ではありません。
お返しの必要がない場合は以下の場合です。
- 会社として取引先会社からお歳暮を頂いた場合
- 会社の部下からお歳暮を頂いた場合
- 仲人をした夫婦からお歳暮を頂いた場合
上記の場合は日頃の感謝の気持ちを頂いたということで、一般的にはお返しは不要とされています。
お返しをしたほうが良いのは以下の場合です。
- 同業者からお歳暮を頂いた場合
- 会社の同僚からお歳暮を頂いた場合
- 子供の友達の親からお歳暮を頂いた場合
- 友人知人からお歳暮を頂いた場合
上記の場合は自分と立場が対等な場合です。
立場が近い先輩後輩の場合でもお返しをした方が良いでしょう。
現在は社会的に付き合いがあるということが「お世話になっている」と考えられているので、お歳暮を贈ることがあります。
こうした場合のお返しをする際のマナーを解説致します。
- 出来るだけ相手の自宅または会社に持参する
- のしを付け水引の上段に「御歳暮」下段に氏名または会社名を書く
- 持参する場合は風呂敷に包んで持っていく
出来るだけ相手の自宅または会社に持参する
お歳暮の場合は基本的に頂き方と同じ返し方をする方が良いです。
ただし時間がなかったり相手方が遠方だったりする場合は送っても構いません。
送る場合はお礼状と一緒か、先にお礼状を送付して別便でお返しを送るようにします。
また、電話でお礼をしてお返しを送る旨を伝えても良いでしょう。
のしを付け水引の上段に「御歳暮」または「御礼」下段に氏名または会社名を書く
のしを必ず付けましょう。
のしは紅白の水引が印刷されたものが一般的です。
水引の上段に「御歳暮」または「御礼」と毛筆(筆ペン)で書き、下段にフルネーム(会社であれば会社名)を書きます。
持参する場合は風呂敷に包んで持っていく
風呂敷に包んで持っていくなんて!と思われるかもしれませんが、お歳暮を持参する際のポピュラーなスタイルですよ。
風呂敷はホームセンターで200円くらいで買えます。
もしホームセンターになければ呉服屋さんかデパートの呉服売り場にありますよ。
風呂敷に包んで持って行って、渡す前に解いて取り出し、風呂敷は畳んで持って帰ります。
風呂敷がなければ紙袋に入れて持って行って構いません。
渡す際に紙袋から取り出し、紙袋は折りたたんで持ち帰りましょう。
ごく親しい友人であれば袋ごと渡して良いと思いますが、その際「本当は持ち帰るのがマナーらしいんだけどね」などと話のネタにしてみても良いと思います。
お歳暮のお返しの時期は?いつまでに送れば良い?
お歳暮のお返しは「御歳暮」として年内に届くように贈るのが基本ですが、頂いた時期によっては年内に届けることができない場合がありますよね。
そんな時は以下のようにすると良いですよ。
- 松の内(元旦から1月7日までの間)に「御年賀」として贈る
- 松の内を過ぎる場合は「寒中見舞い」として贈る
- 水引の上段を「御礼」として贈る
「御礼」とすることで時期は気にしなくて良くなりますが、出来るだけ早く送るか持参するようにしましょう。
年末は何かと忙しいと思いますが、出来るだけ早くお返しして年始はゆっくり過ごしたいですね。
お歳暮のお返しの金額の相場
お歳暮のお返しはいくらくらいの物を送れば良いのでしょうか。
実はお返しについては相場はなく、頂いた物と同等の価値のあるものを送るべきとされています。
ただ、お歳暮の相場は3000円〜5000円ですから、それ以上の金額になることはないと思います。
あまり高価なものを贈るのはマナー違反と考えられていますので、お返しの際にも頂いたものよりもあきらかに高価なものは控えるようにしましょう。
お歳暮のお礼状のマナー!いつまでに出す?
お歳暮のお礼状のマナーについて見ていきましょう。
- お歳暮のお礼状はスピード勝負
- ハガキより封書の方が丁寧
- 電話やメールでも良い?
お歳暮のお礼状はスピード勝負
お歳暮を頂いたら、お礼状を出来るだけ早く出しましょう。
とにかく早く出すことがマナーとされています。
遅くともお歳暮を頂いた日から2日後には発送したいどころです。
あまり遅くなると、お歳暮を贈ってくれた人が「まだ届いていないのかな?」と不安になってしまいますので、届いたという確認のためにも早く出してあげるのがマナーです。
お返しをする場合でもまずお礼状を出しておき、別便でお返しを送るのが無難です。
もしお返しを持参する場合は、まず電話でお礼を言いお返しを持参する旨を伝えると良いでしょう。
その場合はお礼状は不要です。
お歳暮のお礼状はハガキより封書の方が丁寧
お歳暮のお礼状はハガキでも良いですが、上司や目上の方へのお礼状は封書の手紙の方が丁寧です。
ハガキよりも値段が高いし手間も掛かる分、頂いた側は丁寧に封書で送ってくれたんだなあと関心しますよね。
お歳暮のお礼は電話やメールでも良い?
お歳暮のお礼は電話やメールで良い場合があります。
- 友人知人からお歳暮を頂いてお返しをしない場合
- 同僚からお歳暮を頂いてお返しをしない場合
友人知人や同僚との関係性にも寄りますが、上記の場合はお礼状ではなく電話やメールでのお礼だけでも良いことがあります。
非常に親しい間柄であればお歳暮のお返しやお礼状が無いからといって不仲になることは無いでしょうから、電話やメールでも構わないでしょう。
ただしお礼状を送るほうが良いことは確かです。
また、電話やメールすらしないというのはどんなに親しい間柄でもありえないと思います。
上のお返しのところで述べたように、対等な立場の関係ほどお返しをした方が良いということは覚えておいてくださいね。
以上、今回はお歳暮を頂いてお返しやお礼状を送る際のマナーについてお送り致しました。
日本の伝統文化とも言えるお歳暮について、マナーを知ってそつなくこなしたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。