お歳暮のお返しの時期は?年明けでもいい?部下にも必要?
お歳暮はお世話になっている方に日頃の感謝の気持ちを贈り物にして表す行事です。
一般的にはお歳暮のお返しは不要と言われています。
しかし現在は「お世話になっている」という言葉には文字通りの意味の他に「関わっている」というニュアンスが含まれてきていますよね。
取引先の方と電話する際の挨拶でいう「いつもお世話になっております。
」は後者の意味合いが強いです。
それに伴いお歳暮を贈る相手としてのお世話になっている人の範囲も広くなってきています。
相手との関係を深くするツールとしてお歳暮は最適なものかもしれませんね。
ですから現在はお歳暮はお返し不要とは言い切れません。
上下関係のない相手からのお歳暮にはお返しをすると考えたほうが良さそうです。
そこで今回はお歳暮のお返しの時期や年明けでもいいのかどうか、部下にも必要なのかということについてお送り致します。
- お歳暮のお返しの時期は?
- お歳暮のお返しは年明けでもいい?
- お歳暮のお返しは部下にも必要?
お歳暮のお返しの時期は?
お歳暮のお返しをする場合、時期や相手との関係性に応じて表書きを変える必要があります。
表書きとは掛け紙に印刷された水引の上段に書く言葉で、その贈り物が何なのかを表すものです。
- お歳暮のお返しをする時期による表書きの違い
- お歳暮のお返しをする相手による表書きの違い
お歳暮のお返しをする時期による表書きの違い
お歳暮のお返しをする時期による表書きの違いを見てみましょう。
- 御歳暮
年内に届く贈り物 - 御年賀
年明け松の内(1月1日〜7日 ※地域によっては1月14日まで)に届く贈り物 - 寒中見舞い
松の内よりも後に届く贈り物
年賀状も松の内を過ぎると寒中見舞いとして出しますよね。
お歳暮のお返しをする相手による表書きの違い
お歳暮のお返しをする相手に依る表書きの違いを見てみましょう。
お歳暮は一度限りの贈り物ではなく、毎年継続して贈るものとして認識されています。
しかしお歳暮をいただいたけど今後はもう遠慮したいという場合もあるかと思います。
その場合、お返しを表書きを上で説明した「御歳暮」「御年賀」「寒中見舞い」ではなく、御礼または感謝として贈り、お礼状に「今後はお気遣いなく」という言葉を添えるようにしましょう。
相手方は「あ、来年からは要らないんだな」と察してくれるはずです。
反対に、こちらから贈ったお歳暮に対して「御礼」が来たら「あ、来年からは要らないんだな」と察してあげましょう。
お歳暮のお返しは年明けでもいい?
お歳暮のお返しは年明けでもいいのかということについて見てみましょう。
お歳暮を12月の上旬や中旬にいただいた場合は年内にお返しすべきでしょうね。
ただ、12月21日以降に届いたお歳暮に対しては準備の都合もあるので年明けでもOKです。
その場合は表書きを「御年賀」として贈りましょう。
ただしあらかじめ届くことが分かっているような場合は相手からのお歳暮が届くのを待つことなく、こちらからお歳暮を贈るのが良いでしょう。
12月中旬にお歳暮をいただいたけど、どうしても手配上年明け到着になってしまうという場合もあるかと思います。
その場合はまずお礼状を速やかに出しましょう。
文面に年明けに贈り物が届く旨を書き添えれば問題ありません。
また、お返しをしない場合でもお礼状は必ず出しましょう。
親しい間柄の場合はメールや電話でもOKです。
お礼状については詳しく触れた記事がありますので参考にしてみてください。
▶ お歳暮のお礼状の例文(手紙・メール)!ビジネス用&個人向けに
お歳暮のお返しは部下にも必要?
お歳暮はお世話になっている方に対して日頃の感謝の気持ちを表す贈り物ですから、一般的にはお返しは必要ないとされています。
ですから会社の部下からのお歳暮に対してはお返しは不要です。
ただ、立場の近い部下やもともと同期で現在の役職が異なる場合などはお返しした方が良いです。
役職に差がでた途端にこれまで贈り合っていたお歳暮が来なくなったとなってはその後の関係がギクシャクしかねないですからね。
以上、今回はお歳暮のお返しの時期や年明けでもいいのかどうか、部下にも必要なのかということについてお送り致しました。
お歳暮が来たらお返しをするかどうか判断し、早めに段取りして楽しい年末年始をお過ごしください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。