最も強い表現とは?政府の北朝鮮ミサイル発射への断固とした非難の度合い
北朝鮮による西岸から北東方面へのミサイルを発射を受けて、日本政府は平安の日本領事館を通じて最も強い表現で断固とした抗議を行うと発表しました。
この中で気になるのは「最も強い表現」という部分ではないでしょうか?
最も強い表現とは?
最も強い表現とは、具体的にどんな表現なんでしょうか?
日本の外交礼儀プロトコルでは、「非難」について最も強い表現は、
「断固として非難する」
となっています。
ということは、具体的に北朝鮮に対して、
「あなたの行為(ミサイル発射)について断固として非難します。
」
って言うってことなんでしょうか?
はっきり言ってそれでは全く効き目ないですよね。
もっと強くて具体的で、相手が「やばい!」と思えるような表現でなきゃ、と思ってしまいます。
しかし、実際にはこうした外交における個別の会話の内容などは公表されていないようです。
もっと上手な「表現」をしてくれているんだと思いたいですね。
政府の北朝鮮ミサイル発射に対する断固とした非難の度合い
政府の外交礼儀プロトコルでは、北朝鮮ミサイル発射に対する「断固とした非難」の度合いはどのくらいなんでしょうか?
外交礼儀は以下のように定義されているようです。
非難の強さ | 表現 |
---|---|
1 | 断固として非難する |
2 | 非難する |
3 | 極めて遺憾 |
4 | 遺憾 |
5 | 深く憂慮する |
6 | 憂慮する |
7 | 強く懸念する |
8 | 懸念する |
上記では、やはり政府の「断固とした非難」は1番上の度合いになっていますね。
つまり、「最も強い表現」ということになります。
具体的には
「もういい加減にしないと次は無いよ」
「アメリカに何されても知りませんよ」
「今後助けてと言われても無理だからね」
などのニュアンスを伝えるんでしょうか。
気になるところが多いですよね。
北朝鮮のミサイルの飛距離や着弾位置は?
8月29日の北朝鮮に依るミサイル発射の影響は、被害としてはわずかな交通機関の乱れ程度に収まったようです。
ではミサイルの飛距離や着弾位置、経路はどうだったんでしょうか?
①北朝鮮のミサイルの飛距離
2017年8月29日の北朝鮮のミサイルは、5:58に朝鮮半島西岸から発射され、約2700キロ飛行して6:10頃に日本海に落ちました。
ミサイルの最大高度は約550キロという発表でした。
②北朝鮮のミサイルの着弾位置
2017年8月29日の北朝鮮のミサイルは、北海道襟裳岬東の沖約1180キロの位置に着弾したと発表されています。
③北朝鮮のミサイルの経路
2017年8月29日の北朝鮮のミサイルの経路は、平壌郊外を発射して、北海道せたな町・八雲町付近上空を通過し、襟裳岬の東約1180キロの沖に着弾しました。
画像は冒頭の写真を確認してみてください。
日本海上空で3つに分離したようですが、意図的な分離ではなくて、おそらくは失敗に依るものではないかと言われています。
以上、今回は北朝鮮のミサイルが日本の上空を通過して日本海に落ちた報道を受けて、日本政府の「最も強い表現」という言葉について考えてみました。
私たちに出来ることは、できるだけ普段と変わらない活動を冷静に行うことだけです。
防衛については国に任せる以外ありません。
今後も北朝鮮の動向には注意していましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。