不妊治療の種類・成功率は?費用・期間は?男性向け検査も!

高齢出産の増加や、食生活の変化などによって、希望する時期に子供を授かることのできず不妊治療を受ける夫婦の数が増えています。

実際に不妊治療を受ける前に、いろいろと気になることについて調べてみました。

不妊治療の種類と成功率

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厚生労働省によると、不妊治療には大きく分けて二つの種類があります。

保険が適用される一般的な不妊治療と、保険適用外の生殖補助医療(高度生殖医療)です。

一般的な不妊治療では、
・排卵誘発剤などの薬物療法
・卵管疎通障害に対する卵管通気法、卵管形成術
・精管機能障害に対する精管形成術
を受けることができます。

一方、生殖補助医療では、
・人工授精 
・体外受精
・代理懐胎(代理母・借り腹)←現在日本では行われていない
を受けられます。

人工授精とは、精液を注入器を用いて直接子宮腔に注入し、妊娠を図る方法で、乏精子症、無精子症、精子無力症などの夫側の精液の異常、性交障害等の場合に用いられる方法です。


精子提供者が配偶者の場合は「配偶者間人工授精(AIH)」、配偶者でない場合は「非配偶者間人工授精(AID)」といいます。

体外受精には3つの方法があり、日本では配偶者間においてのみ行われています。

体外受精、胚移植(IVF-ET)
人為的に卵巣から卵子を取り出して培養器の中で精子と受精させて培養し、子宮内に戻して(胚移植)妊娠を期待する方法。

配偶子卵管内移植(GIFT)
培養器内で精子と卵子を混ぜ合わせて、受精前に卵管に戻す方法。

受精は自然妊娠の場合と同様に卵管内で起こります。

顕微授精、卵細胞質内精子注入法(ICSI)
顕微鏡で精子を直接卵子に注入して受精させ、子宮内に戻す方法。

一般的には、排卵誘発剤を使って排卵周期を調整して妊娠しやすいタイミングでの性交渉を行う”タイミング法”をしばらく行ったのちに、生殖補助医療へ移行する場合が多いようです。

人工授精・体外受精の成功率はおよそ20〜30%と言われています。

しかし、この確率は、女性の年齢が25歳で40%、30歳で37〜38%、35歳で33〜34%、40歳で17〜18%、45歳で6〜7%と、年齢が上昇するにつれて下がります。

また、あくまで「妊娠率」なので、出産まで至った確率というわけではありません。

不妊治療にかかる費用・期間は?

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不妊治療にかかる費用

初期のタイミング法など「一般的な不妊治療」は保険適用ですので、自己負担は3割、1回の診察につき数千円の負担で済む場合が多いようです。

しかし、人工授精や体外受精など「生殖補助医療」となると自由診療となり、保険は適用外で自己負担になるため、医療費が高額になります。

各医療機関によってその費用は異なり、人工授精で1~3万円程度体外受精の場合は20万円~60万円ぐらいの幅があるようです。

その負担を軽減するために、自治体によって助成金を交付しています。

各都道府県によって条件等異なり、年収730万円以下などの年収による制限などがある場合もありますが、一回10万円の助成金を1年に2回まで交付してくれるパターンが多いようです。

ただ、厚生労働省は女性の対象年齢を42歳(43歳未満)までに制限する案をまとめ、年間の回数制限を撤廃する一方、現在最大10回認められている助成回数は原則6回に減らすとしています。

不妊治療の期間

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ある医療機関では、初診からの2年間で61%の患者が妊娠したという結果を発表しており、治療の期間は2年ほどが目安かと思います。

最初の検査で1〜2ヶ月、長くて半年ほどかかり、その後タイミング法で生理周期6回(6ヶ月)ほど様子を見ます。

それから、次のステップに進む場合は、人工授精を試みますが、これも6回を目安に行われます。

それでも妊娠に至らない場合でさらに治療を望む場合には、体外受精を行います。

こちらは検査や準備の期間が長くなるため、周期ごとではなく、1年に3回〜4回が治療の目安となりますので、全体では2年半ほどかかる計算になります。

治療の期間は人によって異なりますので、最初の段階で、自分がどのくらいの予算でどのくらいの期間の治療を望んでいるのかを担当の医師に伝えることが大事です。

また、不妊専門クリニックによっては、初期の段階から人工授精や体外受精を勧めてくるところもあるので、もともとの自分の意向を踏まえて、どういう方向で治療を進めるのかしっかりと医師と相談したほうがいいと思います。

男性向けの検査や不妊治療

実は不妊の原因の50%は男性の側にあると言われています。

男性の不妊の原因の約90%は造精機能障害で、精子をつくり出す機能自体に問題があり、精子をうまくつくれない状態だそうです。


精巣や内分泌系(ホルモン分泌等)の異常が障害をひき起こし、無精子症、乏精子症、精子無力症があります。

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これらの異常は、精子の検査をすれば見つけることができ、検査自体にかかる時間は5〜10分程度だそうです。

異常が見つかれば治療にすぐ取りかかることができ、女性側の検査・治療とのタイムラグも少ないので、結果的に治療期間短縮につながり、費用の節約にもなるため、不妊治療の初期から男性も検査に参加されることをお勧めします。


以上、
・不妊治療にはどんな種類がある?その成功率は?
・不妊治療にかかる費用とその期間は?
・男性向けの不妊治療・検査とは?
の内容でお送りしました。

身体的にも精神的にも苦痛を伴うと言われている不妊治療ですが、頑張ってお子さんを授かったかたも多くいらっしゃいます。

家族の方々と相談して前向きに取り組んでいきたいですね。

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