エアコンの水漏れ修理の業者料金と自分で直す方法・費用は?
暑い時期はエアコンが必需品ですよね。
久しぶりに使ってみるとエアコン本体からポタポタと水が漏れてる?なんてことがあります。
そんな時、修理にいくらかかるんだろう?と心配になりますよね。
できれば自分で直せたら・・・と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回はエアコンの水漏れ修理の業者料金と自分で直す方法や費用について調べてみました。
- エアコンの水漏れ修理の業者料金
- エアコンの水漏れ修理を自分でする方法
- エアコンの水漏れ修理を自分でする場合の費用
- エアコンの水漏れ原因が排水ドレンの詰まりではない場合
エアコンの水漏れ修理の業者料金
エアコンが水漏れしたときに業者に連絡をするとお家まで来てくれます。
その際業者さんはどこが原因か点検をします。
点検をして水漏れの原因と場所が分かって初めて修理となります。
水漏れの原因の多くは排水ドレンの詰まりです。
エアコンは部屋の空気を冷やす際に水が出る構造をしています。
その水を外に排出するための管が排水ドレンです。
排水ドレンの詰まりを直す費用は5,000円〜6,000円が相場です。
しかし実際に業者に支払う金額は、家まで来てくれた出張料金と点検料金を合計した金額になります。
出張料金と点検料金の相場は以下のとおりです。
出張料金=2,000円〜3,000円程度(業者から家までの距離によって違います)
点検料金=3,000円〜4,000円程度(エアコン本体の構造や配管の長さ等によって違います)
これに修理料金の5,000円〜6,000円を合計すると1万円〜1万3,000円となります。
エアコンの水漏れ修理の業者料金は1万円〜1万3,000円程度かかるということですね。
これはあくまで相場であり、地域や業者によって金額が違うので実際に依頼するときには見積もりを取ってくださいね。
エアコンの水漏れ修理を自分でする方法
エアコンの水漏れ原因の多くは排水ドレンの詰まりです。
エアコンの排水ドレンのホースは細いため(直径14mmまたは16mm)、ホースの中に土や虫の死骸・ホコリ等が溜まってしまうのが原因です。
これはほとんどの場合自分で修理することが出来ます。
排水ドレンの詰まりを取るには大きく分けて2つの方法があります。
方法1.掃除機で吸う
排水ドレンの先から掃除機で吸う方法です。
排水ドレンのホースは直径14mm〜16mmですから掃除機のホースより細いですよね。
ですから隙間から空気が逃げないように手でおさえながら吸いましょう。
普通の掃除機の場合、数時間は2〜3秒程度です。
詰まりが取れると水が出てくることがありますから、あまり長く吸い過ぎると掃除機が水を吸ってしまって故障の原因になるので注意してくださいね。
乾湿両用の掃除機をお持ちの場合は水も吸えますから安心です。
方法2.エアコン排水ドレン専用道具を使う
エアコンの排水ドレンの詰まりを取る専用の道具が2つあります。
ドレン用サクションポンプとドレンホースクリーナーです。
エアコン排水ドレン専用掃除道具1.「ドレン用サクションポンプ」
ドレン用サクションポンプの吸い込み口を排水ドレンの先っぽに刺し、手でハンドルを引っ張ることで詰まりを吸い出します。
自転車タイヤの空気入れの逆ですね。
サクションポンプ内に吸い込んだものは綺麗な水を吸ったり吐いたりして綺麗にします。
かなり効果ありますが、詰まりが酷い場合や配管が10mを超えるほど長い場合は吸い出すことが出来ない場合があります。
エアコン排水ドレン専用掃除道具2.「ドレンホースクリーナー」
ドレンホースクリーナーは樹脂製の長い棒です。
棒状ですが細くて長いのでホースの形に沿って曲げられます。
エアコンの排水ドレンの先っぽからドレンホースクリーナーを差し込み、詰まっている箇所を丸くなった先端で押して取ります。
↑先端部分
ドレンホースクリーナーで詰まりを押すと中に溜まった水が詰まっていたものと一緒に流れ出てくるので注意してください。
収納するのにちょっと場所をとりますが、家にエアコンが複数台ある場合は持っておいて損はないですよ。
エアコンの水漏れ修理を自分でする場合の費用は?
エアコンの水漏れ修理を自分でする場合の費用は、修理方法によって違います。
お手持ちの掃除機で吸い出す場合はお金はかかりません。
0円です。
この際外掃除にも使える乾湿両用掃除機を購入する場合はネットで6,000円くらいから買うことができますよ。
「ドレン用サクションポンプ」の値段はネットで3,000円〜3,500円程度です。
「ドレンホースクリーナー」の値段はネットで4,000円〜5,000円程度です。
排水ドレンホース自体が劣化していて、掃除の際に壊れてしまう事もあります。
その場合は排水ドレンホースを交換します。
排水ドレンホースは業務用の50mのものが売っています。
通常は3m〜4m程度あれば足りますからたくさん余りますね。
値段は50mで1,700円〜2,000円程度です。
いずれにしても業者に修理を依頼するよりも安い金額で済ませることができます。
エアコンの水漏れ原因が排水ドレンの詰まりではない場合
エアコンの水漏れ原因はほとんどが排水ドレンの詰まりですが、排水ドレンの掃除をしても水漏れが直らない場合は他の原因が考えられます。
エアコンの水漏れの他の原因をまとめてみました。
エアコン本体内の汚れ
エアコン本体内の排水部分にホコリが溜まってうまく排水出来ない場合があります。
アルミフィンと排水受け皿(ドレンパン)を掃除することで直ります。
アルミフィンはエアコンのフィルターの奥にあるアルミの薄い板です。
排水受け皿はアルミフィンの下にあって、アルミフィンが結露して出た水を受けます。
↑エアコンの断面図
アルミフィンと排水受け皿を掃除する前に、エアコンの前面パネルやフィルターなどを取り外す必要があります。
あらかじめ必ずエアコンの電源を切って、コンセントも抜いておきましょう。
冷媒ガスの不足
エアコンは冷媒ガスによって温度を変える仕組みになっています。
冷媒ガスが減ってしまうと温度調節がうまくいかず本体内に霜(しも)がついたりして排水ができず水漏れすることがあります。
業者に修理してもらう必要があります。
排水ドレンの逆勾配
排水ドレンは中を水が流れるようになっていますから、適切な勾配で設置する必要があります。
設置の仕方が悪いと水が逆流して排水受け皿から溢れて漏れます。
逆勾配になっていた場合は業者に修理してもらう必要があります。
エアコンを取り付けてもらった業者が分かれば無料で修理してもらえる可能性があります。
ただし使用年数が長い場合は有料になるかもしれません。
通常はワンシーズン使用して水漏れがなければ逆勾配にはなっていないと考えられます。
エアコン室内機の取り付け不良(傾き)
エアコンの取り付け方が悪い(傾いている)と排水経路が逆勾配になってしまい水漏れの原因になることがあります。
エアコンを水平に調整することで解消しますが、業者に修理をしてもらう方が良いです。
通常は水平器を用いて設置しますのでこういうことは起こりにくいです。
こちらもワンシーズン使用して水漏れがなければ傾いていないと考えられます。
エアコンの穴からの雨漏り
エアコンを取り付ける際に穴を開けますが、その穴に雨があたるとホースを伝って雨水が内部に入ることがあります。
エアコンを取り付けてもらった業者か家の建築業者に相談してみてください。
賃貸アパートの場合は大家さんに相談しましょう。
以上、今回は
- エアコンの水漏れ修理の業者料金
- エアコンの水漏れ修理を自分でする方法
- エアコンの水漏れ修理を自分でする場合の費用
- エアコンの水漏れ原因が排水ドレンの詰まりではない場合
という内容でお送り致しました。
エアコンの水漏れを解消して、快適な夏をお過ごしください。