お歳暮の時期はいつまでがマナー?喪中の場合はどうすればいい?
毎年年末にはお世話になっている方にお歳暮を贈りますよね。
社会人1年目の方などにとってはこうした年中行事って分からないことが多いですよね。
お歳暮を送る時期、分かりますか?
今回はお歳暮の時期やいつまでに送るのがマナー上良いのか、自分や相手が喪中の場合はどうすればいいのか、ということについてお送り致します。
- お歳暮の時期は?
- お歳暮はいつまでに送るのがマナー?
- お歳暮は喪中の場合どうしたらいい?
お歳暮の時期は?
お歳暮の時期について見ていきましょう。
お歳暮とは1年の終わりにその年にお世話になった人に対して感謝の気持ちを贈り物にして渡す行事ですよね。
12月初旬~12月後半がお歳暮の時期です。
桃山時代に年末年始の準備(大掃除)の事をすす払いと言うようになり、12月13日に始めると決めていました。
また12月13日はお正月用のお米をついたり奉公人(お仕えする人)の交代日とされていました。
そのことから、お歳暮は12月13日以降に直接持っていくものとされていました。
1990年頃から遠方だったり近場でも忙しくて行けない事が多くなり、一般的にお歳暮を送るようになりました。
携帯電話が普及しだした頃ですよね。
また現在では年末の準備をより早い時期に始める傾向にあり、12月初旬に届き始めるようになっています。
早い方ですと、11月中に発送されるそうです。
ネット通販の御歳暮商戦は11月からスタートするということですのでどんどん前倒しになっています。
早いに越したこと無いですよね。
遅くなるよりはずっといいです。
では遅くともいつまでに送るべきなんでしょうか?
お歳暮はいつまでに送るのがマナー?
お歳暮はいつまでに送るのがマナーなんでしょうか?
年末になるとどの家庭でも新年を迎える準備が忙しくなりますよね。
なので12月25日以降はお歳暮が届かないようにするのが一般的です。
お歳暮が届いたら普通は電話や手紙でお礼を伝えますから、年末の忙しい時期にそういう手間を掛けさせない配慮をするんですね。
ただ、生鮮食品を送る場合は正月に使えるように出来るだけ遅く届くようにしたほうが良いですね。
ただし年末は相手方が出かけている可能性が高いので、年末ギリギリに生鮮食品を送る場合は事前に一報入れておくと良いかもしれません。
時期は目安であり、ケースバイケースで配慮することがマナーと言えますね。
お歳暮は喪中の場合どうしたらいい?
お歳暮は喪中の場合どうしたら良いか見ていきましょう。
自分(贈る側)が喪中の場合
まずはご自分が喪中の場合です。
お歳暮はお祝いではなくお世話になっている相手に感謝の気持ちを伝えるものですから、喪中であっても贈ることに何ら問題はありません。
相手方としても、大変な時期に贈り物をしてくれてありがとうという気持ちになると思います。
相手方(贈り先)が喪中の場合
次に相手方が喪中の場合です。
お歳暮の贈り先が喪中の場合であっても、本来ならマナー的に問題はありません。
ですが、人によっては喪中に贈り物をすること自体を嫌うことがあります。
無難なのは亡くなられた方の四十九日が過ぎるまではお歳暮を発送しないようにすることです。
四十九日が明けるのが年を越す場合は松の内過ぎてから、寒中見舞いとして贈るのが良いでしょう。
松の内とは元旦から1月7日までの間です。
地域によっては1月15日までの間となっていることがあるので不明な場合は1月15日以降に発送するようにしましょう。
のしについてはお祝いのイメージの強い水引は使用せず、無地の白い紙に「御歳暮」と下に氏名を書いて贈るようにしましょう。
以上、今回はお歳暮の時期やいつまでに送るのがマナー上良いのか、自分や相手が喪中の場合はどうすればいいのか、ということについてお送り致しました。
お歳暮や年賀状・大掃除など、早めに準備してゆったりした気持ちで楽しい年末年始をお過ごしください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。