クリスマスツリーは毎年飾りますか?
自宅には飾らなくても、この時期になるとデコレーションされたクリスマスツリーを目にする機会は多く、アレンジの中には伝統的なものからカジュアルなスタイルのツリーまで、様々ありますね。
ここではクリスマスツリーの伝統的な飾り方や人気の電飾・オーナメントをご紹介します。
クリスマスツリーの飾り方
伝統的なクリスマスツリーの飾り方をご紹介します。
(1)てっぺんの星、または玉
クリスマスツリーと言えば、てっぺんに飾られた星が印象的ですね。
この星は「トップスター」と呼ばれ、ベツレヘムの星を表しています。
ベツレヘムの星とは、キリストの誕生を東方にいた賢者に知らせ、キリストの許へ導いた星です。
ちなみに、イギリスでは、聖人や天使をかたどった「クリスマス・エンジェル」が一般的です。
(2)ベル
ベルは救世主であるキリストの誕生を知らせるための、天国からの喜びのベルです。
さらにベルの音で邪気を払う魔除けとしての意味もあるようです。
(3)赤い玉(クーゲル)
最近は赤だけでなくカラフルなものも多く見られますが、「クーゲル」と呼ばれるエデンの園の知識の木の実(=りんご)を表しています。
ドイツではこのクーゲルをメインにツリーを飾るようです。
ちなみにクーゲル(kugel)はドイツ語です。
(4)キャンディケーン(赤白の杖)
キリスト教ではよく人は羊で、神は善き羊飼いと例えられます。
羊飼いである神が、羊である人を導くために使う杖を表しているのがキャンディケーンです。
最初はキリストの清らかな心を表す白い杖でしたが、後に十字架で流した血を表す赤とのストライプになりました。
人々がお互いの杖となり、助け合うという気持ちの表れにもなっているようです。
紐で吊っても良いし、フックの部分を枝に引っ掛けてもOK。
(5)ヒイラギ
キリストは、全ての人の罪を背負い、身代わりとなり十字架にはりつけられ、いばらの冠をかぶせられ、刑を受けました。
これにより、人の罪は赦されたというキリストの十字架刑をヒイラギで表しています。
ヒイラギの葉のとげのようなものは、キリストの受難のシンボルであるいばらの冠を表し、赤い実はキリストの流した血であり、そして緑の葉が永遠の命を表しているそうです。
ヒイラギのトゲのような葉が、邪気を払う魔除けとしての意味もあります。
(6)キャンドル(イルミネーション)
「世を照らす光」としてキリストの象徴とされています。
ひとつの説として、宗教改革で知られるルターの逸話によると、クリスマス・イヴのミサの帰りに見た、森の常緑樹の中に美しく輝く星を見つけ感動し、それを子供たちに伝えるためにモミの木の周りにろうそくを飾ってみせたのが、クリスマスツリーやイルミネーションの始まりとし、これを描いた絵画によって普及していったとされています。
(7)リボン
リボンには、お互いが愛情を持って永遠の絆で結びあわされるようにという願いが込められています。
クリスマスリースが丸くなっているのは「永遠」を表しているようです。
(8)靴下
サンタクロースのプレゼントを靴下に入れるという行為には、サンタクロースのモデルになったと言われているニコラスが、貧しい人に煙突から投げた金貨が、干してあった靴下に偶然入ったことから、サンタクロースが靴下にプレゼントをいれてくれると言われるようになった、とされています。
クリスマスツリーで人気の電飾や、オーナメントは?
人気のある人気の電飾やオーナメントについて調べました。
人気の電飾はどんなものでしょうか
やはりLED電球が普及してきました。
カラフルな赤や青も賑やかで楽しいですが、温かみのある電球色で統一するのもオシャレですね。
人気のオーナメントは?
最近では、サンタクロースやお菓子の家、靴下や杖の形をかたどったアイシングクッキーを手作りされる方も多いです。
ちょっと大変ですが本当に可愛くて、見ているだけで楽しくなってしまいますよね。
ケーキ屋さんやパン屋さんでも売られていますよ。
白くペイントした松ぼっくりを所々に置くのも素敵ですね。
クリスマスツリーの飾り方あとがき
以上、今回は
- クリスマスツリーの飾り方
- クリスマスツリーで人気の電飾や、オーナメントは?
という内容でお送り致しました。
クリスマスツリー、今年はちょっと伝統的な感じに飾ってみようと思います。
みなさんも思い思いのクリスマスを過ごして下さいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。