寒川裕人さんは映像作家で現代芸術家として話題を集めている人物です。
主に映像や、テクノロジーとアートを融合させた作品を生み出しています。
【追記】
寒川裕人さんは2018年7月18日(水)20:15〜放送のNHK「探検バクモン」に出演します。
番組では「世界が注目!日本のテクノロジー×アート」土台して寒川さんのユージーン実験室に爆笑問題の二人が潜入するということで話題です。
要永久保存ですね!
ロボットやAIではなく人間にしか出来ない仕事や分野を提唱していることでも注目されていて、メディアにも徐々に登場するようになってきました。
この記事では、寒川裕人さんの経歴や年齢、主宰するザ・ユージーン・スタジオ作品や会社の場所、掲載されている著書やイケメンな顔画像を紹介しています。
1.寒川裕人のプロフィール
本名 | 寒川裕人(かんがわ ゆうじん) |
---|---|
年齢 | 29歳(1989年生まれ) |
出身地 | ニューヨーク(アメリカ合衆国) |
所属事務所 | ザ・ユージーンスタジオ=The Eugene Studio(共同代表) |
寒川裕人さんは1989年生まれで、アメリカ合衆国のニューヨーク市出身です。
アメリカ出身ということですが、ハーフではないみたいですね。
学歴は公表されていませんが、情報デザインと現代美術を専攻したという情報があります。
因みに、日本で情報デザイン学科がある大学は
- 大同大学
- 九州産業大
- 多摩美術大学
- 静岡産業大学
- 金沢学院大学
- 京都造形芸術大学
- 広島国際学院大学
- 大阪国際大学
等があります。
寒川裕人さんの学歴が分かったら追記しますね。
2.寒川裕人の経歴
寒川裕人さんの経歴を見ていきます。
インスタレーション作品や映像、イラスト作品を多く手がけてきていますね。
【寒川裕人の経歴】
- ロンドンのサーペンタインギャラリーのプロジェクトに参加(2013年)
- 現代音楽家Terry Rileyとコラボレーション(2014年)
- ケン・リュウ(アメリカ三大SF賞受賞の中国人小説家)との共同制作
もののあはれ (ハヤカワ文庫SF) [ ケン・リュウ ] - 山形県鶴岡市とのプロジェクト「Agriculture Revolution3.0(農業革命3,0)」
- スパイバーの新素材開発プロジェクト
- 人工知能エージェンシー
- 自動運転の研究開発
- 都市計画
- 教育プロダクト
- 大和ハウス総合技術研究所との「home OS」の設計
- ホテルのシナリオライティング
- 株式会社Object of Null,Inc.を共同設立
- THE Eugene STUDIOを設立
- 法政大学客員教授
3.寒川裕人の著書は?
寒川裕人さんが書いた本はまだ存在していないようですが、光文社新書「アート×テクノロジーの時代 社会を変革するクリエイティブ・ビジネス」に、現代美術において注目の四社として
- チームラボ
- ライゾマティクス
- タクラム
とともに特集されています。
AIやロボットが実用化されて、現在人間が行なっている仕事の多くは無くなっていくと言われていますが、唯一確実に残っていく分野があると言われています。
それが芸術(アート)です。
そこで、アートと様々なプロジェクトを融合させて生活と芸術作品を一体とした作品を生み出す動きがあるんです。
そういった新しい活動をしている注目の会社を四社取り上げてるわけですね。
非常に興味深い内容なのでおすすめです。
「アート×テクノロジーの時代 社会を変革するクリエイティブ・ビジネス」
4.ザ・ユージーン・スタジオとは?
ザ・ユージーン・スタジオは、寒川裕人さんが設立した事務所です。
和田雅史さんと共同代表となっています。
寒川裕人氏とザ・ユージーン・スタジオは作品を効率よく制作できるように独自のスタイルで運営されています。
↓場所はこちら
世田谷の羽根木公園の近くですね。
最寄り駅は井の頭線の東松原か、小田急線の梅ヶ丘です。
ザ・ユージーンスタジオは、技術者というよりは芸術家である寒川さんがアイデアを続々生み出し、スタッフたちが様々な研究機関や民間企業、自治体などと協力して具体化し、事業として実現しているんです。
芸術家が実務まで行うことは時間的にロスがあり、多くの作品を世に送り出したりプロジェクトを実践していく上ではこうした体制を整えることって本当に大事ですよね。
寒川さんがコンセプトを自ら行なっており、ザ・ユージーン・スタジオはアイデアの実現のために存在している「体制」と言えます。
つまり、寒川裕人そのものだと言っても過言ではないですね。
理念は「ポスト資本主義の価値観を創造し、世界の新たな見方を提示する」ということでちょっと難解ですが、平たく言うと、次の世代の生き方あり方を提案するといったところです。
ザ・ユージーン・スタジオは、基本となる概念を考え出し、実際のプロジェクトとして成り立たせるために、関る人々をつなぎ、物事を進めていきます。
現在のプロジェクトで注目されているのはいわゆるスマートハウスという住宅事業です。
スマートハウスは家電との一体化によって生活を便利にするというだけではありません。
- エネルギーの効率利用
- 消費エネルギーの見える化
- 情報ネットワークによる管理体制
- 環境負荷低減によりCO2排出量を減らす
といったことを目的とする全体構想であるスマートグリッドという考え方の一部です。
スマートハウスを作る上で中核となる機器があります。
それはHEMS(Home Energy Management System=へムズ)です。
ユージーンスタジオではこのHEMSの次世代型に採用されるOSのプロトタイプやUIの設計を行いました。
しかしザ・ユージーンスタジオの住宅プロジェクトは、スマートハウスを作ることが目的ではありません。
例えば私達がコンロを使うのは、調理したり食べ物やスープなどを温めたいからであり、何もコンロを使いたいからではないですよね。
要は住む人がやりたいことを実現する機能を、家電製品等の単体製品でまかなうのではなく、家にその機能を搭載させることを目指しているんです。
環境負荷低減にも配慮しており、まさに建築の専門家の考え方ですね。
寒川裕人さんの活動は、芸術家というよりは、社会事業に近いものがあります。
ですが寒川さんは、機械やAIに出来ない価値ある仕事を行なっていくという観点から、芸術こそがこれからの世界を支えていく最も希望のある分野だと考えています。
利便性や効率のみを追い求め、楽しみや行動する意思が自分以外の要素(他者)に影響されてしまう世の中を危惧しているんです。
そういう意味で、ザ・ユージーンスタジオは芸術を自分たちが主体となって社会に影響を与える活動の手段と捉えていると言えますね。
↓ザ・ユージーンスタジオの作品「The (anywhere) syndrome」
この作品は映画「チャイナ・シンドローム」をモチーフにしたもので、アメリカで原発事故が起きてメルトダウンした場合に地球の反対側の中国まで穴が開くという内容を日本に置き換え、地面から反対側のブラジルの空が見えるというインスタレーション作品です。
原子力について云々と語るのではなく、現実として共存していくことの重要さを表現したものなのだとか。
「そこにあるもの」を芸術作品として表現しているだけですからね。
作品自体には作者の主張や考え方が込められていたとしても、芸術は受け取る側のものです。
自由に感じて良いわけですね。
寒川さんは、話題としてはちょっとタブーっぽいことでも芸術作品の題材としてはかなり冒険ができるという趣旨の発言もしていることから、かなり際どい視点を持っているように感じます。
5.寒川裕人の顔画像
寒川裕人さんはほとんどメディアに顔が出てないですね。
芸術家ということで、自分のビジュアルよりも作品に注目して欲しいというのがあるかもしれません。
ここでは数少ない寒川さん自身の顔画像を紹介します。
↓メディア露出用に演出された画像
控えめですが、おしゃれに演出されています。
↓対談時の画像
中里唯馬さんの展覧会にゲストで登場したときの画像です。
冷静な表情ですね。
聡明さがにじみ出ている感じがします。
↓いしだ壱成に似てる画像
ちょっといしだ壱成さんに似てますかね。
今後いろんな顔を見せてほしいですね。
寒川裕人さんは2018年7月のNHK「探検バクモン」に出演するということで、動く寒川さんを見るチャンスです。
6.寒川裕人の年収はどれくらい?
寒川裕人さんの年収は公開されていません。
実際のところは分かりませんが、
- 現代芸術家としての収入
- 映像作家としての収入
- 他社との協業プロジェクトによる収入
などお金が入ってくる幅が広くて合計したら数千万円に登るのではないかと言われていますね。
ただその多くはザ・ユージーンスタジオの活動経費に宛てられると思われますし、たくさんもらって豪遊するようなタイプではなさそうです。
いずれにしてもお金は良い活動をしていくために必要なものですし、使い方もより良い物を作り出すために使っていそうなので好感持てますよね。
以上、今回はTHE Eugene STUDIO主催の寒川裕人さんについてでした。
今後人間が社会の中で生き残っていくために必要な芸術分野と社会事業の融合を目指している寒川さん。
若い世代の天才が続々夜に出てきてますね。
私達もこうした若い天才たちにおんぶにだっこではなく、負けずに新しいアイデアを出し続けて行きたいと思います。
最後まで見ていただきありがとうございました。
次の記事もお楽しみに。
では!