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リニア中央新幹線の開業予定は?最高速度やルート・停車駅は?

2015年の試運転で世界最速の
時速603kmを記録した、
リニア中央新幹線。

飛行機のような高速移動ができ、
新幹線のように大容量という、
ふたつの利点を兼ね備えています。

搭乗時間がなく、
駅へのアクセスも便利なため、
実際の移動にかかる時間は飛行機よりも
短い交通手段として注目を集めています。

実際の開業を前に、
リニア中央新幹線について確認しましょう。

もくじ

1.リニア中央新幹線の開業予定はいつ?

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東京ー大阪間を約1時間で結ぶ
交通機関としてJR東海によって
計画されているリニア中央新幹線は、
2027年に東京都 – 名古屋市の間で先行して
営業運転を開始する構想がJR東海から
発表されており、
同区間については2014年12月17日に
着工されています。

名古屋より西の区間については、
基本計画に「奈良市付近」と記載
されているだけで、
まだルートの決定もされていません。

全区間での運行開始予定はまだ具体的には
発表されていないんですよね。

JR東海の山田佳臣社長によると、
2045年を全線開通の目標
としているようです。

ただ、工事については地面を掘ってみないと
分からないことが多く、
予定通りに進むかどうかは今の時点では
なんとも言えないとの話です。

2.リニア中央新幹線の最高速度と平均速度

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リニア中央新幹線は、JR東海が開発を
進めている「超電導リニア」
磁気浮上式リニアモーターカーの車両を
使用することが決まっています。

この磁気浮上式リニアモーターカーは、
既に実用化段階にあり、
有人の試験走行で2003年12月に
MLX01の3両編成が
鉄道における世界最高速度となる
時速581kmを記録したのを始め、
2015年4月16日にはL0系7両編成が
時速590km、
4月21日には同じくL0系7両編成が
時速603kmを記録し、
MLX01の世界記録を更新しました。

実際の走行となると、駅に出入りする際に
減速や加速を繰り返しますので、
平均の速度の試算は、時速392km
とされています。

現行の新幹線の平均速度が
時速213キロですので、倍近くも速く、
東京ー大阪間を67分で移動することが
できる計算になります。

ボーイング777などの旅客機の
平均速度が時速474kmなことを考えると、
この車両がいかに速いかが
なんとなく想像できます。

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3.リニア中央新幹線のルートは?

リニア中央新幹線の
東京〜名古屋間のルートについては、
当初3つの案がありました。

  • Aルート=曽谷ルート
    (山梨県甲府市付近から木曽谷を経て愛知県名古屋市へ至る大回りルート)
  • Bルート=伊那谷ルート
    (山梨県甲府市付近から伊那谷を経て愛知県名古屋市へ至る迂回ルート)
  • Cルート=南アルプスルート
    (山梨県甲府市付近から赤石山脈(南アルプス)を経て名古屋市付近へ至る直線ルート)

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JR東海は検討の結果、南アルプスを貫く直線ルートが
最も合理的と判断し、2008年にCルートでの建設方針を
固めました。

しかし、Bルートを推奨する長野県の強い反発を受け、
一時はリニア新幹線構想が頓挫するかも
という事態になりました。

しかし、その後長野県は特定のルートへの賛否を
明言しない中立方針へと転換したため、Cルートでの建設が
決定したのでした。

名古屋より西のルートについては、
奈良市付近を通る直線ルートになる予定ということだけで、
具体的にはまだ決まっていません。

4.リニア中央新幹線の停車駅は?

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JR東海は、2013年9月18日に、
東京〜名古屋間に新設する駅を発表しました。

ターミナル駅は、
東京都港区の品川駅地下
名古屋市中村区の名古屋駅地下
に設置。

その間の区間に
相模原(神奈川県相模原市、JR橋本駅付近)
甲府(山梨件甲府市)
飯田(長野県飯田市)
中津川(岐阜県中津川市)
に駅を建設予定とのことです。


以上、今回はリニア中央新幹線
についてでした。

スピートに加え、今まで比較的交通の便が
不便だった地域と東京・大阪を結ぶ
リニア中央新幹線。

ビジネスや観光に利用できる日が
早く来るといいですね。

最後まで見ていただき
ありがとうございました。

次の記事もお楽しみ。

では!

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